親鸞聖人のお歌の心を読み解くサイト

親鸞聖人の教えを学び、未来明るい春に……

Posted on 29th 3月 2010 by はるき in 親鸞の教え

 春が近づいているとはいえ、まだ寒い日が続いている
今日この頃です。

先日、テレビで考えさせられる番組がありましたので、
紹介します。

番組の始めから「語り」に問いかけられます。

“ちょっと想像してみてください。

もしもあなたが意識がはっきりしているのに

目を開けることも
話すこともできない
体を動かすことも全くできない

そんな状態がずっと続くとしたら
どうしますか。

「TLS 完全な閉じ込め状態」

究極の生命を生きる人がいます。

 難病が進行し、体をまったく動かすことができず、まぶたも開けることができません。しかし、意識や感覚は残っていて、音を聞くことも、考えることもできます。

 意志を伝えることができない暗闇の世界にひとり生きています”

「NHKスペシャル 命をめぐる対話
 “暗闇の世界”で生きられますか」より

 皆さんは想像できるでしょうか。

 脳梗塞などの脳の病気や事故によって、運動の機能が失われることで起こる「完全な閉じ込め状態」、「閉じ込め症候群」の方々についてのドキュメンタリーでした。

 人工呼吸器や人工栄養摂取などの医療の発達により、こうして生きている患者が増えていることに驚きました。

 そんな病気に自分がなったらどうなるのだろう。

 命とは何か、生きるって何か、そう自分に問わずにおれませんでした。

 真っ暗で話せない。体が動かない。しかし、聞くことはできる、痛みは感ずる。
それは精神的な死を意味するから死なせてほしい、とある患者は訴えます。

 その意志を止められる人はあるでしょうか。家族は涙ながら、その願いを拒むことができないと訴えていました。

 健康で、家族にも恵まれ、仕事も人一倍できた人が突然、「閉じ込め症候群」になったように、今まで当たり前のように生きてきた、そのすべてが崩れ去る時が誰にでもくるのではないでしょうか。

 その時に間違いない、と思っていたすべてが、明かりにならない現実にぶち当たるのではないでしょうか。

 親鸞聖人のみ教えを正確に教えられた、
蓮如上人のお言葉を思い出しました。

「まことに死せんときは予てたのみおきつる妻子も財宝も
わが身には一つも相添うことあるべからず、
されば死出の山路のすえ・三塗の大河をば
唯一人こそ行きなんずれ」

 これは一部の人だけじゃない。私も含め、すべての人の100%確実な未来であるのです。

 その行く先に真っ暗な心を後生暗い心といいます。「完全な閉じ込め状態」になった方の心だけが、暗いのではありません。すべての人が後生が真っ暗な心を抱えているのです。親鸞聖人はその心を「無明の闇」と教えられ、正信偈に

「已能雖破無明闇」(すでによく無明の闇を破すといえども)

と仰有っています。

 生きている今、無明の闇を破っていただくことができるのだ。
人間に生まれてきて良かった、というゴールがあることを
教えていかれたのが親鸞聖人なのです。

 どんなに苦しくとも生きなければならない決勝点を
親鸞聖人ほど、明らかになされた方はありません。

 真に生きる道を開示された親鸞聖人のみ教えを、
真剣に学ばせていただきたい、と強く思いました。

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